必見!看護師の転職における引き継ぎの重要性

看護師の転職において引き継ぎが十分でないと患者が不利益を被る可能性がある。引き継ぎで患者の症状や過去にあったトラブルなどをまとめていない場合、同じようなトラブルが再度起こるリスクが高まる。

例えば、Aという患者は夜間にナースコールが鳴りやすい、Bという患者は神経質でベッド周りについて指摘されることが多いなど頻繁に起こる出来事について残しておくと役立つ。重症化する可能性があると事前に予測できていれば、その事実を伝えることで問題が起こった時に対処しやすくなる。後任者がパニックになり対処できない状況を防げるだろう。

委員会活動をしている看護師は、活動内容について細かく文章で残しておくことで後任者が仕事をしやすくなる。後任者よりも立場が上な人に委員会について資料作成や情報を求められた際、何も分かっていない状態であると後任者の立場が悪くなる可能性も否定できない。後任者とトラブルを起こさないためにも、業務内容や委員会活動の引き継ぎは重要だ。

転職する看護師が十分に引き継ぎができていないと、転職先に電話やメールなどで連絡が来る可能性も十分にあり得る。新しい職場で人間関係を築いている最中に前の職場から連絡があれば、新しい職場の人たちに引き継ぎのできない人と認識されかねない。

新しい職場に連絡が来て欲しくない人は、自分用の携帯番号や個人的なメールアドレスを分かりやすい場所に書いておくのがよい。引き継ぎノートに書くのも良いし、不特定多数に連絡先を見られたくない場合は綺麗なメモ帳や名刺に書いて渡すのも良いだろう。